2018-07-05

【書評】「ラクして速い」が一番すごいで、"ちゃんと"仕事が出来る人になろう!

「ラクして速い」が一番すごい とはどういうことか?

こんにちは、じゅんです。

今日は、「ラクして速い」が一番すごいという本の紹介をします。

著者は人事系のコンサルを歴任した後、独立してコンサルタントをやられている方で、多くの現場で人事観点において優秀な人とそうでない人の違いを見てきたそうです。

その中で優秀な人がやっている仕事のコツを56項目に絞って紹介してくれる本が、本書です。

「ラクして速い」が一番すごいというのは、優秀な人に共通して現れていた特徴で、少ない努力でも仕事で成果を出すためのTIPS集とも言えると思います。
逆に、優秀でない人は、「頑張ってるけど遅い」ということで、努力しているけども結果につながらないということが共通点として見られるそうです。

全体通して項目ごとにまとまっているので大変読みやすいです。一方で筆者が見てきた現場はいわゆる大企業・大手の場合が多く、人間関係が複雑だったりするケースが多いように思いました。
私自身は、新卒からベンチャー・スタートアップ界隈をうろうろしているので、正直ピンと来ない項目もありましたが、逆にこれは間違いない!という点も多かったです。

そういった意味で、今回は私自身にも跳ね返ってきたポイントを3つピックアップして紹介します。

優秀な人になるために気になったポイント

じっくり考えるより、一字一句すぐ確認する

上司からなにか仕事を依頼されたときに、曖昧な指示のことってよくありますよね。

その際に、その曖昧な指示を自分で埋めようとするのではなく、疑問点は全部早い段階で確認しちゃおうよという話です。
よくあるパターンとして、上司の側にも明確な答えが無かったりして、持っていくと「なんか違うんだよなぁ」と言われてしまうことってありますよね。どちらにとっても損になってしまうので、最初に細かく丁寧にアウトプットイメージをすり合わせようねということです。

ドキュメント作成という仕事だとして、書式やフォントサイズ、語尾なども早いうちに認識をすり合わせるのは超絶大切です。

スタートアップとかだと基本自分で仕事見つけて改善していくことが多いですが、状況が変わりやすいので、ダイナミックにやることが変わっていきます。その際に個人でやり切る系はいいとして、チームでやっていくようなときに細かい部分の確認を怠らずにゴールイメージすり合わせるのはめちゃくちゃ大切でした。

逆にここ怠ると皆時間をロスしてしまったりしがちです。特に新人の頃や組織に新しく入るときは、ここ大切にしたいですね。

仕事は「緊急度」より、「成果が出る」を優先

個人的に、特に印象的だったのが上記の内容です。

よくある自己啓発本では、緊急度x重要度のマトリックスで仕事を分類して、優先度を決めていくべきだという話があります。人間は緊急度に影響されやすいから、客観的な視点を持って優先度を決めていこうねということです。

本書では、その2軸ではなく、「向いている」「成果が出る」のマトリックスで仕事を整理することを勧めています。
向いているとは、人より楽にできたり、たくさんの人に感謝されるようなことです。
成果が出るというのは、仕事として評価されて結果も出ることです。

重要度と緊急度で絞っていくと、重要度という部分に曖昧さがありましたが、今回提案された2軸の方がクリアだと思います。

2軸において、まず「向いていて、成果が出る」を出来るだけ仕事として入れ、「向いていて、成果が出ない」仕事に対して少しずつ投資していくというのが戦略として語られていて、数年間の社会人生活で、これはそのとおりだなと感じました。

苦手な仕事より、得意な仕事を人に振る

これはややミスリーディングですが、本書の提案として、基本的に苦手な仕事は人に振るべきではあります。
ただ、得意な仕事の中でも、誰でも出来るような仕事は人に振ってしまおうという提案です。

自分が得意な仕事であれば、振られた側も自分のノウハウを教えることで成長できますし、めんどうな仕事をただ振られたとは考えないですよねということです。苦手な仕事をバンバン人に押し付けるだけではなくて、全体最適という文脈で組織を巻き込みつつ、得意なことも人に教えていこうという提案です。

得意で、自分にしかできないことに仕事をフォーカスできれば、一番いいパフォーマンスが出るよねということですね。

得意な仕事を振ると、相手にとっても明確にWINになるので、苦手と得意のマッチングだけでなく、そういった観点で見てみるのも大切だと感じました。

まとめ

ということで、個人的に気になった点をいくつかピックアップして紹介しました。

とりあげた3つの他にも全体で56個ものTIPSが載っているので、どんな人でも数個はなるほど!というポイントが有るのではないかと思います。
ファイル整理術とか検索術とかは、類書の方が優れていると思いますが、人間関係とか上司との折衝方法とかは大きな企業の方であれば間違いなく参考になるポイントだと思います。

ベンチャーとかだと組織にしがみつくような人ってあまりいなくて(しがみつけるほど会社に安定感がないので)、バリューがない人は転職できるうちにガンガン転職していきます。そういった意味では、そういう人や上司への対処法なんかはやや小説の中の話という感じでしたが、アマゾンの書評なんかを見ているとこれに救われたという人も多いみたいです。

また、私みたいなタイプの人でも仕事術やチームでの仕事という意味で発見がポロポロあったので、サラッと明日からの仕事に活かせるようなことを読みたい人におすすめです。

以上、【書評】「ラクして速い」が一番すごいで、"ちゃんと"仕事が出来る人になろう!でした。