2018-05-30

エンジニアから起業・ビジネスオーナーになるためには市場価値を意識して技術の勉強している時間はないのだという話

エンジニアは起業・ビジネスオーナーになりづらい説

こんにちは、じゅんです。

WEBのエンジニアになってかれこれ7年経過しました。純粋にエンジニアリングだけをやっていた期間は最初の2〜3年くらいで、割と企画系のお仕事にも手を出して来て器用貧乏なタイプです。

7年やってきてみて、エンジニアという職業が、起業とかビジネスオーナーになりづらい構造的理由があるように感じており、今日はその内容をまとめてみたいと思います。

あくまで私の狭い観測範囲の話なので、異論反論いっぱいあると思いますが、あしからず。

エンジニアは市場価値が高いが、勉強が必須

まずエンジニアは市場価値が高いと思います。ある程度のスキルがあれば食いっぱぐれるということはないです。

その一方で、スキルの陳腐が早く勉強をきちんとしないとエンジニアとしての労働力の価値が逓減していきます。マネージャーやBizDev系の仕事に動いていく人もいますが、多くはスキルの陳腐を防ぐためにめちゃめちゃ勉強しています。これだけ勉強会が盛んな業種も珍しいのではないでしょうか。

なので、定時まで会社で働いた後、自分のプライベートの時間を使って今後来るだろう技術のキャッチアップや、自分に不足している知識をつけるために日々勉強しているエンジニアが優秀なエンジニアとされるし事実そうです。

また、多くのエンジニアが自分の市場価値が下がっていくことに自覚的で、ある種の強迫観念的なものを持っています。AIやブロックチェーンなどはわかりやすいですが、それ以外でも技術は進歩しており、すべてをキャッチアップするのは不可能です。その中で将来を見据えて時間を投資していく必要がありますし、仕事の内容も給料以上にその部分を判断軸においている人も多いです。

起業やビジネスオーナーになるのとは食い合わせがわるい

では、エンジニアが、副業やビジネスオーナーになりたい場合、どうするのがいいでしょうか。詳しくは以前記事に書きましたが、ここでは労働力を売るのではなく、ビジネスオーナーを目指すとします。

ビジネスオーナーを目指すためには、自分でなにかしらの商品を作る必要があります。これには当然一定のお金と時間がかかります。また自分起点で商品を発想する必要が出てきます。販売やサポートなどの細かい事務や折衝も当然やる必要が出てきますよね。

以上のような性質が、エンジニアと食い合わせがよくないのかなというのが私が感じていることです。

というのも、エンジニアは市場価値の維持のために、技術の勉強に時間を投資したい生き物です。となった場合に上記のビジネスオーナーへのトライに時間を使うというのは、自分の事業価値の低減のリスクを背負って行うことになるのです。

また、業務で自分起点でビジネスを発想する機会はあまりなく、開発はお金儲けとやや遠いところに置かれやすいです。事務や折衝が苦手でエンジニアになっている人も多いのでそこへのハードルもあるでしょう。

もちろん、エンジニアの技術力があってこそ開発できる商品もあるので、不利なことばかりではありません。

が、特にエンジニアとしての労働力の価値の維持とビジネスを興すことが、可処分時間の奪い合いになることは大きな構造的な問題です。

もちろんどの職種でも、勉強しないといけないとは思いますが、エンジニアのスキルの陳腐化、最新の技術の登場のスピードは尋常ではありません。5年前のスキルセットしかない人間は、給与を維持するのは相当しんどいです。

そういうわけで、エンジニアで頑張ることとビジネスオーナーになることの食い合わせが良くないと考えています。

私の今後の方向性について

じゃあそれを踏まえてお前はどうするんだよ?ということを一応アウトプットしておきます。

現時点の考えとしては、

  • エンジニアとしての市場価値の維持は3年程度は諦める
  • 3年後に成功してたら徐々に労働者をやめる
  • 3年後にうまくいってなければ市場価値の回復に2年あてつつ、BizDevルートへの転換を図る

と考えています。

エンジニアとしての市場価値の維持とビジネストライを並列するのは当然ですが無理なのであきらめます。ここから3年程度は自分でビジネスオーナーになるために時間を投資します。

もしうまくいけば、そのまま労働者としてのエンジニアはやめて、自分のビジネス回しつつ、趣味としてエンジニアを行いたいと考えています。

逆にうまく行かなかった場合、エンジニアとしての市場価値は落ちているのでそこの回復のための職場に動きつつ2年程度で一定回復させ、とはいえ純エンジニアでやっていけるタイプではないので、BizDevルートへの転換を図っていこうと考えています。

まとめ

とうことで、エンジニアとしての研鑽とビジネスオーナーへの道のりがバッティングする可能性が高いよという話でした。

エンジニアの人に言いたいのは、エンジニアリングの力磨きつつ、ビジネスオーナーにもなるってのは厳しいよということです。ただ、エンジニアは職人気質の人も多く、そもそもビジネスオーナーになんか興味ない人もいっぱいいます。今回の記事は、エンジニアだけど将来的にビジネスオーナーになりたい人にむけて、取捨選択しないとしんどいよということを訴えたい記事になっています。

労働者としてのエンジニアの生存戦略は、多くの先輩方が常に考えているテーマなのでそちらを読んでいただくとして、資本家への転換を図る際には、市場価値はあまり意識しちゃいけないということはあるんじゃないかなという感じです。

以上、エンジニアから起業・ビジネスオーナーになるためには市場価値を意識して勉強している時間はないのだという話でした。